グレープフルーツの作り方 - 強めに型をつけよう!
道具と材料 作り方 ピンクグレープフルーツすけるくんで作るグレープフルーツ
グレープフルーツ、ピンクグレープフルーツ、オレンジの作り方は色や大きさに違いはありますが、基本的な作り方は同じです。
この粒の型を付ける道具ははがきやクリアファイルなどを切り取り、粒の形になるように曲げてセロテープで固定したものです。粒の形の大きさは作りたい柑橘類の大きさによって変える必要がありますが、すけるくんは乾燥すると2割ほど縮むので少し大きめにします。私は通常
サイズAのグレープフルーツをつくるっときには縦8mm×横3mmのしずく形の小道具を使っています。
準備物
→ 準備物 材料 / 道具※[ ]は必要に応じて使うもの
- すけるくん
- タミヤアクリルカラー (クリヤーイエロー)
- 粒を付ける小道具
- 定規
- 鶴首ピンセット or つまようじ
- クリアファイル or カッターマットなど (作業マット)
- ハンドタオル
- 使い捨て手袋 (ポリエチレン製)
- ツヤ出しニス[すけるくんコート液]
※すけるくんをタミヤカラーのような有害な塗料で着色するときはポリエチレン製 (PE製) の使い捨て手袋をはめて作業して下さい。他の材質の手袋を使うとすけるくんがベタベタと手袋にくっついてうまく作業できません。 1個分 (1房分) 次のA、Bとも実物より小さいサイズです。お好みで選択して下さい。どちらのサイズでも混ぜるタミヤカラーの量はつまようじ1滴でよいです。
- 約3cm玉 (計量スプーン大1)
- 約3.5cm玉 (計量スプーン大1 + 小1)
グレープフルーツの作り方
ここでは私が普段作っているAのサイズ (3cm玉) でグレープフルーツを作ります。計量スプーンで分量を量り取る場合はスプーンにオイルは塗ってはいけません (
→ 理由 ) 。制作過程で使用するハンドタオルの表面のホコリは事前にガムテープなどで取り除き、定規の目盛り部分の汚れは拭いてキレイにしておきます。
② タミヤアクリルカラー (クリヤーイエロー) をつまようじで1滴たらし、使い捨て手袋をはめた状態で着色し、すりつぶすように練る
(→ すけるくんの練り方) ④ 写真のような形に成形し、背中の部分に定規を当ててならす
⑤ 外側の中央に定規 (目盛り側) またはヘラを少し強めに押し当て、線を作る
⑥ 線の片側半分に粒付け用道具を使って型を付ける
※線に対して垂直方向に構え、線のすぐ際から無造作に型をつける
⑦ 裏表ひっくり返して線のもう片側半分にも型を付ける
⑧ 外周から粒の型を付けていく
※粒の向きが矢印の方向になるようにする
ポイント⑨ 裏面にも⑧と同様にする
※⑧で付けた型が消えないようにハンドタオルの上で作業するが、押さえすぎると下の面の型が取れてしまうので注意
(ピンセットがなければつまようじでひっかいてもよい)
乾燥前後のサイズ比較
※右はすけるくんコート液を塗ったもの
ホコリが付かないように工夫して乾燥させましょう。乾くにつれて透明感が出て色も濃くなっていきます。
4週間以上乾燥させたもの
(すけるくんコート液は塗っていない)
写真は練り方がよくなかったため透明感に欠け、すりガラスのような仕上がりになってしまいました。うまく練れていれば
下のピンクグレープフルーツのような澄んだ仕上がりになります。
乾燥後、筆で
すけるくんコート液を塗るとツヤが出てより透明感が増します。コート液が濃い場合は若干水を足して下さい。私はいつも時間を置いてすけるくんコート液を3回重ね塗りしています。すけるくんコート液がない場合は普通の光沢ニスでもかまいません。
ちなみに、厚みのある作品や球体の作品の場合、すけるくんが乾燥する前にすけるくんコート液を塗る方がひびが入りにくくなるそうです。もしかするとグレープフルーツもそうする方がよいのかもしれません・・・。ただし、その場合は乾燥期間がもっと長くなります。
ピンクグレープフルーツの作り方
ピンクグレープフルーツ
(ごく薄っすらとオレンジがかったピンクに色付いている)
タミヤアクリルカラーを次の分量で混ぜ、グレープフルーツの作り方と同じ手順で成形します。
3cm玉×3個分 (計量スプーン大1×3杯) ※ピンクグレープフルーツは、1度に3個分まとめて着色します。
乾燥6週間目
(すけるくんコート液は塗っていない)
練り方がうまくできていればこのようにきれいな透け具合になります。底の方がまだ少し不透明ですがこれ以上放置することで透けるのかは分かりません。ニスの塗り方に関しては上の黄色いグレープフルーツの作り方と同様です。